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「 怪世らせら 」 予告
形容しがたい、名状しがたい、僕らが出会ったあの夏の魔法に あえて名前をつけるのならば、こう呼ぼう。 ― 怪世らせら
[怪世らせら] 最終回の向こう [第一弾]
馬鹿馬鹿しい程の青空に手を翳して、何かを掴もうと握ってみては空振って。 誰にも見られていなかったかなって急に恥ずかしくなって、周囲を見廻して。 そんな、映画にもならない様な夏だと思っていたんだ。
最終回があるから、物語は終わってしまうというのなら 僕は、その向こうへ行こう。夏の魔物を引き連れて…。
怪世らせら第一弾「最終回の向こう」
[怪世らせら] スズノネ [第二弾]
こういう時って、なんていうんだっけ…
「有難う」なんかじゃ、とても足りないんだ
「ごめんね」もちがうし…
「サヨナラ」でもないし…
あ、たしかこうだっけ ねぇ、改汰。
ーー「 」ーー
怪世らせら第二弾「スズノネ」
[怪世らせら] 薫風 [第三弾]
変わらない。
その言葉が徐々に刺を持ちだしたのはいつからだっただろうか。
悪くない。そう、決して悪くはない。
うだつのあがらない低空飛行の毎日を 同じ小説を読み返している様な毎日を ちゃちな、B級映画の様な毎日を 吹き飛ばす様な薫風を僕はずっと待っていた
怪世らせら第三弾「薫風」
[怪世らせら] をかしなはなし [第四弾]
少しだけをかしなはなしを
句読点のつかないはなしを
ある夏の終わリのはなしを
みんなにはナイショのはなしを